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授業のお役立ち

byマガジン編集部 マガジン編集部

日本語教育レシピの使用について 「ほうがいい」

「日本語教育レシピ」で提供している教材の使用方法について解説するシリーズです。「日本語教育レシピ」は、本サイトの「日本語教師向けサービス」一覧の中にございます。使える教材がダウンロード可能ですので、授業の導入や練習にご活用ください!今回は、その中から、助言の表現である「~た/~ないほうがいい」の文型を練習するプリントについて解説したいと思います。

プリントの概要

作成の目的

『みんなの日本語』32課の練習A-1に対応した練習です。動詞の「た形」と「ない形」に「ほうがいいです」を付けて、助言や忠告を行うための文型です。学校や会社でよく使う動詞や日常生活で遭遇しやすい状況で練習できる教材があればと思い作成しました。

 

「冷やします」「運動します」「インフルエンザ」「(試験に)合格します」「せき」「(道が)込みます」「ストレス」など、なるべく32課の新出語彙も含めるようにしています。

 

学習目標

体調不良で困っている人、試験に合格したいという目標を持っている人などに対して、アドバイスできるようになることが目標です。

 

 

学習者のレベル

初級学習者を想定しています。基本的な動詞と「た形」「ない形」を学習済みであれば、みん日の1課から順番に学習していない方でもお使いいただけると思います。その場合、本プリントでは未習の名詞(特に病気や症状にまつわる表現など)もあると思いますので、確認をお願いいたします。または、本プリントを元に既習の動詞や名詞で作成していただいても構いません。

 

プリントの使い方

問題の解答例

①病院へ行ったほうがいいです。

②たくさん勉強したほうがいいです。

③早く寝たほうがいいです。

④水で冷やしたほうがいいです。

⑤運動したほうがいいです。

⑥部屋をかたづけたほうがいいです。

 

A:病院へ行ったほうがいいです。/(学校・会社にいる設定で)早く帰ったほうがいいです。

B:授業の復習をしたほうがいいです。/あまりテレビを見ないほうがいいです。

C:薬を飲んだほうがいいです。/マスクをしたほうがいいです。

D:(友達と約束している設定で)友達に連絡したほうがいいです。/回り道したほうがいいです。

E:あまり仕事の心配をしないほうがいいです。/どこか出かけたほうがいいです。

 

練習方法・解説

プライベートレッスンから日本語学校のクラスまで、学習者の人数を問わず学習できます。

 

プリントの前半は、イラストを見ながら「ます形」の文章を「た形+ほうがいいです」の形に変換する練習です。文型の意味と使い方を定着させるため、また、日常的にも「~ないほうがいいです」よりも「~たほうがいいです」の使用頻度のほうが高いため、前半は「た形」に固定しています。最初に、イラストが表していること、動詞や名詞の意味の確認を行います。学習者が分からない言葉があった場合、教師から補足説明をお願いします。確認が済んだら、変換練習に入ります。番号ごとに教師が解答者を指名してもいいですし、ペアやグループで番号を等分して練習することもできます。

 

①~⑥のアドバイスはどんな人・状況のときに言うかを確認することで、練習パターンや話題を広げることも可能です。この流れで「ない形+ほうがいいです」の説明を入れていただくと、後半の自由作文への流れがスムーズです。

 

T:「病院へ行ったほうがいいです」はどんな人に言いますか。

S:風邪をひいた人です。

T:かぜをひいた人がしないことはありますか?

S:お風呂に入ります。/運動します。…など

T:そうですね。「お風呂に入らないほうがいいです」/「運動しないほうがいいです」ですね。

 

プリントの後半は、自由作文です。A~Eのような状況の人に対して、自分ならどのようなアドバイスをするか考える練習です。

 

もうワンステップ練習可能な場合は、会話を作成する練習をします。例えば、ペアで以下のような会話を考えて、練習・発表してもらいます。

 

A:仕事のストレスが多いんです…。

B:どこか出かけたほうがいいですよ。今週末は暇ですか。

A:はい、土曜日は暇です。

B:一緒に買い物に行きませんか。駅前に新しいデパートができたんですよ。

A:そうですか。買い物、いいですね。ありがとうございます。

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マガジン編集部

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この記事を監修した人

「言葉を教え、文化を広げ、異文化に橋を架けよう」というサービス理念のもと、国内・海外に日本語教育を展開している会社です。日本語を学び、日本語を使い、日本語でつながり、夢を実現するまでの教育を行っています。

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