日本語教師として活躍されている方にお話を伺う「私の流儀」。
本日は、オンライン日本語教師として活躍されている、あつこさんにお話を伺いました。
プロフィール
理工学研究科修士課程修了。
初めての海外旅行をきっかけに海外に住み、働きたいという強い思いを持ち続けてきた。
一般企業に勤務していたが、スペインでの語学留学でフランス人男性との遠距離恋愛を経験、彼の日本就職が困難だったため、自分が日本を出よう!と改めて決意、日本語教師養成講座に通う。
養成講座に通うあいだに、italkiでオンライン日本語教師活動をスタート。
日本語を教える楽しさを実感し、養成講座での実習を終えると、タイの日本語学校に就職。
3年の勤務の中で多くのことを学んだ後、フリーランスの教師となった。
現在は旅行や趣味を目的とした学習者を中心にオンラインでの日本語レッスンをする傍ら、日本語教師に向けて、フリーランスの働き方やそれを活かした世界中を旅しながらのノマドライフをYouTube、オンラインサロンにて発信し続けている。
日本語教師養成講座420時間修了。
日本語教育能力検定試験合格。
note:オンライン日本語教師あつこ|note
YouTube:オンライン日本語教師|YouTube
自己紹介
さっそく最初の質問ですが、日本語教師の資格や経歴などを含めて、自己紹介をお願いできますでしょうか?
はい、あつこです。
本業は日本語教師で、それと合わせて日本語教師のコミュニティオンラインサロンの運営、YouTube動画作成、日本語教育に関する記事販売をしています。
わたしはビザを持たずに、いろんな国を転々としているノマドなんですね。
ノマドという言葉に馴染みがない方もいると思いますが、もともとは遊牧民という意味で、定住せず、不定期に住む場所を変えて、今は中南米を中心に渡り歩いています。
オンラインで仕事ができると、こういうライフスタイルもあるよということをいろいろな人に知ってほしくて活動しています。
日本語教師の資格は、420時間の養成講座修了と、検定に合格しています。
大学時代、私は理工学部で、日本語教育はまったく関係なかったんですよ。
日本語教育歴はタイの学校で3年働きましたが、それ以前からitalkiというプロでなくても教えられる語学プラットフォームで、養成講座時代から教えていました。
オンライン教師歴は、6年半くらいになります。
今まで、どういう国を回って来られたんですか?
養成講座修了後、タイの日本語学校で3年働いて、フリーになろうと思って辞めました。
それからフランス、スイス、イギリス、スペイン、メキシコ、エルサルバドル、今ペルーですね。
コロナが広がるのと同時に学校を辞めてビザがなくなったので、行ける国が限られていて苦労しました。
外国人だったのでワクチンが打てなかったんです。
少ない選択肢の中で、たまたま自分の居心地がいい国があったのはラッキーでしたね。
入国や滞在にビザがいらない国を選ぶんです。
日本のパスポートは強いので、メキシコやペルーだと半年ぐらい住めちゃいます。
日本語教師になったきっかけ
次に、あつこ先生が日本語教師になったきっかけについてお話しください。
はい、20歳で初めて海外旅行に行ったときから、海外に住んで海外で働きたいと思っていましたが、特にやりたい仕事もないし、英語もそんなにできないし、手に職がないので、どうすれば海外行けるのかわかりませんでした。
それでも、海外とつながりたくて、最初に入った会社では貿易関係の仕事をしていました。
出張では海外に行けても、駐在となるとチャンスがなくて、その会社も辞めてしまってからは、旅行でしか海外に行けなくなりました。
一度スペイン語を勉強したくて、スペインに留学に行きました。
そこで出会ったフランス人の男性とお付き合いすることになったんです。
彼は日本にとても興味があって、おばさんは日本在住でしたが、日本に来たことはありませんでした。
わたしと付き合うようになってから、日本に一度旅行に来ましたが、日本で就職しようとなると日本語が話せないので、仕事が見つからなかったんですね。
それで、彼が日本に来られないなら、自分が出て行くしかない!それまではなんとなく海外に行きたいなという気持ちだったんですが、日本を出なきゃ!と初めて真剣に考えたんですよね。
でも今のままだとウェイトレスのような仕事しかできない、経済的に彼に頼りっきりになってしまう、それは絶対いやだ!経済的に自立していたい!と考えていました。
その時、海外では常に日本語教師が不足しているという情報を得たんです。
わたしは語学が好きだから、日本語教師の仕事はいいと思いました。
その後フランス人の彼とはお別れしたんですが、日本語を教える楽しさを知ったわたしは、日本語教師になりたい気持ちに変わりはなかったので、実習が終わってからすぐに日本語教師として日本を出ました。
養成講座はどうでしたか?楽しかったですか?
そうですね。養成講座には一緒にがんばる仲間がいますよね。
学生時代に戻ったような気分で、何よりこれが終わったら長年の夢だった日本を出る夢が叶うと分かっていたので、モチベーションは維持できました。
週5で会社に行って、残りの2日で養成講座、仕事の前後にオンラインレッスンもしていたので、すごく忙しかったですけど、確実に報われる努力だと分かっていたので、がんばれました。
以前は日本語学校で働かれて、今はフリーランスで色々な国に滞在しながらということで働き方が変わっていますよね。
それぞれで使用していた教材や、学習者のこと、学校での勤務を通じて学ばれたこと、ご自分で教えるときのこだわりや強みなどお話いただけますでしょうか?
まずタイの学校についてお話しますね。
タイの学校は目的が就職・留学の人が多いので、平日毎日5時間というインテンシブなコースがありました。
これは厳しくて宿題も多いコースだったので、学生がみるみる上手になっていく様子を目の当たりにしました。
自分もこういう学校で習いたいと思えるクラスでしたね。
教材もそろっていて、「みんなの日本語 初級」を使っていましたが、絵カードやいろいろな副教材も使えました。
ただ、ドリルに使うワークシートは、教師が自分で作らないといけなかったので、用意されているものと、自分で作ったものとを合わせて使っていました。
学生は20代から30代前半が多かったです。
夕方のクラスには日本企業で働いている人が仕事の後で来て、週末のコースだと週1回で、趣味で学んでいる人もいましたね。
教え方がすごくいい学校で、上司のレッスン見学がたくさんできたので、3年間の短い経験ですが初級は自信を持って教えられるようになりました。
日本の英語教育だと英語を話せるようにならないですよね。
その学校ではきちんと全員が日本語を話せるようにすることに焦点を置いて、全ての教え方がそこに向かって作られていました。
教える実戦力が身について、今フリーランスとして堂々と教えられるのは、その学校で学んだおかげです。
わたしも同じように、学習者の方が話せるようにすることを重視しています。
今フリーランスの日本語教師として教えている生徒さんはほとんど欧米人ですね。
アジアの人にとっては、多分、わたしの授業料だとちょっと高いと思うんですよ。
あとは時差の問題もあるかもしれないですね。
タイの学校と違って、就職・留学したいという人は今はいません。
趣味・旅行が目的の人がほとんどですね。
自分の強みは学校で培ったとおりゼロから始める人をしっかり話せるように教えられることだと思っています。
あとは楽しく教えられることですかね。人を楽しませるのが好きで、それは得意です。
それから、いろんな国を巡っていて、いろんな国の面白い情報を定期的にシェアできる、それを面白がってくれる人もいると思います。
わたし自身、語学が好きで、英語のほかにフランス語、スペイン語、イタリア語も少し勉強していて、学習者の立場に立ったアドバイスもできること、学習者も先生がいろんな言語を勉強していることで、勉強の仕方を知っている先生だから、信頼してくれると思うんですよね。
日本語教師としての喜びや苦労
日本語教師という仕事について喜び、反対に苦労、魅力はどんなところだとお考えでしょうか?
一番嬉しいのは、たとえば日本に住んでいる生徒さんが、2ヶ月に一回ぐらい美容院に行きますよね。
美容師さんと日本語で話すと、その2か月の間にすごく上手になったねって言われた、って嬉しそうに報告してくれるんです。
生徒さん自身が、だんだん分かるようになってきた!と、実感するのは当たり前だと思うんですが、客観的に第三者にほめられるのは、すごくうれしいですね。
それから、これは日本語教師の魅力にもなるんですが、一番この仕事でいいなと思うのは授業準備、すごく大変ですよね?そうやって用意したものを見てくれる人が必ずいることですね。
授業で披露するために苦労して準備したのに、それが日の目を見ないのはすごく嫌なんです。
準備したものは必ず誰かが見てくれる時が来る、それがやりがいがありますね。
作ったワークシートを使って、生徒さんが楽しそうだったら、作ってよかったなあって思いますね。
苦労については、学校教師時代はとにかく忙しかったですね。
課題が多い学校だったので、宿題の添削、学生のスピーチやロールプレイ発表会の練習……
最初の一年は公休の日も学校が閉まった後も、家に帰っても準備をしないと間に合わなかったです。
ほとんど寝ない状態で、ふらふらで授業をすることもあって、体を壊すかどうかギリギリのところで働いていました。
パソコンの使い過ぎ、大量の採点で腱鞘炎も辛かったです(マッサージに週2回ぐらい行っていました!)。
日本語学校全部がそういうわけではなくて、わたしの学校は特に激務だと聞いていたので覚悟はしていたんですが……
だからこそ、3年で辞めることに線引きができました。
楽だとそのまま働き続けたかもしれないですね。
授業準備の苦労に関しては、今はないです。
一度作った教材は使い回しできますし、学校だと中級上級がありますが、わたしは初級だけ教えることに決めています。
それから、学校はこのクラスと決まったら、全員に平等に教えないといけないですよね。
なかなか伸びない生徒さんが混ざっていると、自分の欠点なんですが、そういう生徒さんに寄り添うのが難しいといつも感じます。
今でも時々伸びるまで時間のかかる生徒さんがいると、もどかしくなってしまうことがあります。
フリーランスだと、お互いに合っている生徒さんがついてきてくれて、そういうストレスを感じることは少ないです。
前にフラメンコを習ったときに、自分がすごくできなかった、それでも楽しめるレッスンを先生がしてくれた時に、どうしたらいいのかが分かったように感じた経験もあります。
でもやっぱり、伸びが早い生徒さんに教えたいです。それから、口数の少ない生徒さんも教え方に悩みますね。
尊敬する日本語教師
あつこ先生が尊敬する日本語教師の方についてお話いただければと思うんですが、いかがでしょうか?
はい、今も現役で教えられているタイの学校の上司ですね。
主任、副主任、大先輩の同僚のレッスン見学から、本当に多く真似させていただいています。
そういう素晴らしい先生のいる学校で働けたことと、好きなだけ授業見学ができたこと、平日のインテンシブなコースはチームティーチングだったので、みんなでこうやって教えようとか、こういう間違いが出やすいけど、説明はこうしたらいいよと教えてもらえたんです。
他の学校だったら、自分で調べたり考えたりしなければいけないところを、答えを先にもらえたので、そのおかげで今の自分がありますね。
自分らしい働き方とは?
あつこ先生にとってご自分らしい働き方をお話しいただくと、どんな風になりますでしょうか?
まさに今の働き方です。
だいたい3ヶ月ごとに住む街を変えるのが自分に合っていると思うんです。
今、ちょうどそのくらいのペースで住む場所を変えています。
もし日本語のレッスンしかやっていなかったら、わたしの場合飽きてしまうと思うんですが、今は日本語のレッスンがそんなに詰まっていないので、オンラインサロンのセミナーを開いたり、YouTube動画を作ったりしています。
生徒さんにレッスンは何時から何時までできるよ、とスケジュールを知らせておいて、予約が入ったらレッスンをして、入っていないところは他の仕事というように、何曜日の何時から何時までと決まっていません。
その時の気分で今日はYouTube、今日はブログ、と期限がない仕事が多いので、マイペースにできる今の働き方が気に入っています。
毎日同じ時間に職場に行って、同じ時間に昼ご飯を食べて、同じ時間の電車に乗って……という生活スタイルは、自分に合いません。
会社員経験もあるから、どっちもわかるんです。
それから今、初級の生徒さんが多いので、英語やスペイン語をすごく使うんですよ。
おかげでスペイン語力、英語力が維持できて助かっています。
今いるペルーでは日常生活でスペイン語は使っても、英語は使わないんです。
日本語を教えているおかげで、英語を使う機会があって、本当にありがたいです。
そしてたまに小旅行に行くときも、パソコンさえあればレッスンができる、どこに行っても同じ生徒さん相手にレッスンできるので、安心感がありますね。
次に移る先はどういうふうに決めて、移動はどのようにされるんですか?
わたしは寒いのが嫌いで、春は花粉症があるので、基本夏のところか、暑いところに行きます。
ノマドデビューしたての時は、友達がいる国が中心だったんですが、今は慣れてきたので、友達がいない街でも、興味があったら行くようになりました。
Airbnb(エアビーアンドビー)やbooking.comなどは長期だと割引がある所が多いので、旅行よりずっとお得に滞在しています。
コロナで少し前まで、2週間以上先の予定が立てられなかったんです。
そろそろ前もって予約してもいいと思えるくらい状況が落ち着いてきましたね。
今は入国規制がどんどん緩くなる一方で、今後厳しくはならないと思うので、だいぶ安心して航空券や滞在場所の予約ができるようになりました。
あつこ先生の座右の銘や、モットーがあれば教えてください。
好きな言葉は二つあるんですが、一つが「早い仕事は良い仕事!」
例えば期限までに80%の仕事をする人の方が、期限を過ぎて120%のものを作る人よりも評価されると思うんです。
語学プラットフォームに新規の学習者からメッセージが来た時に、何人かの先生を比べている人もいるかもしれないので、返事を早くしています。
自分がAirbnb(エアービーアンドビー)で部屋を借りるときに、ホストからすぐメッセージが来たら、信用できると感じるので、自分も何かメッセージを受け取ったら、すぐ返信するようにしています。
それだけに限らず、思い立ったら、仕事以外のこともすぐやるんですね。
もう一つの好きな言葉は、「大風呂敷を広げろ。そしてそれを必死でたため」
こんなことできる?やってもらえる?と言われた時に、自分を成長させてくれるものだったら、まずは引き受けます。
引き受けた後で、じゃあどうすればそれができるのかを考えます。
今、日本語教師のオンラインサロンを立ち上げて1年ちょっと経つんですが、最初はイベントの種類もレッスン見学会と懇親会だけだったんです。
こんなセミナーをやったら、みんなの役に立つかな、知りたい人が多いかな、こんな企画が楽しいかな、と思い浮かんだものをどんどんやってみています。
Zoomを使うので、イベントの開催にお金を使わないし、申し込む人がいなくても、何も失うものがないんです。
もし参加者がゼロだとしても、その時間、他のことができますから。
イベントによって20人以上参加するものもあれば、あれ?2人しかいない、というときもあればで、試行錯誤ですね。
大風呂敷を広げるからこそ、結果が見えるわけで、最初からやらない理由を探すよりは、まずやってみる方向で考えるというのが、モットーですね。
今までに一番、大きく広げた風呂敷はどんなものだったか覚えていらっしゃいますか?
やっぱりオンラインサロンですかね。
今、世界中に140人以上メンバーさんがいて(ちなみに7月で165人になりました)、どこまで大きくなるか楽しみです。
始める時が一番ドキドキしたというか、月額会員制で毎月払って会員になる人がいるのかなあと思いましたが、自分とメンバーさんのつながりだけでなく、メンバーさん同士の繋がりもできて、面白くなっているので、この調子で盛り上げていきたいなと思いますね。
ゆくゆくは、世界のいろんなところで同窓会をやってみたいですね。
これからの日本語教育業界について
では最後に、先生はこれからの日本語教育業界はどうなっていくとお考えでしょうか?
はい。これに関して、わたしはタイの日本語学校のことと、自分がオンラインで教えている生徒さんのことしか知らないので、日本の日本語学校については、的確なことは言えないんですが、今、技能実習生の待遇の劣悪さが問題になっているので、このマーケットはもしかしたら縮小するかもしれないですね。
あとは日本が留学生に対してなかなか入国を認めなかったので、日本留学を諦めてしまった人もたくさんいて、日本語学校はもしかしたら生徒さん集めが厳しくなるかもしれないですよね。
それからTwitterなどで日本語教師同士が簡単に繋がれるようになって、日本語教師が薄給だということが有名な話になってしまったけれど、それが改善されることはないと思うんです。
だから今後、辞める先生は増えると思いますね。
国内の日本語学校だけで見ると、日本語教師になりたい人が減るとか、せっかく日本語教師になっても、数年で辞めてしまうとか……
ただ、業界全体で見るなら、わたしは全然悲観していません。
というのは、日本が開国するのを待っている旅行者は大勢いるんです。
留学生と違って、彼らは待てますよね。
だから、日本が開国したら、またたくさんの外国人が来日する、円安なこともあるし、趣味で日本語を勉強したいという人は増えると思うんです。
アニメの影響も大きいですし、趣味や旅行に行ける人はお金があって、試験を受けなきゃいけない、就職しなきゃいけないという期限がない人達です。
それなりに高いレッスン料で、楽しく教えられるマーケットが広がっていくと思うんですよ。
わたしが専門とするオンライン日本語教育業界はこれから盛り上がって、新しい日本語教師の働き方ができていくし、そういう風になりたいと思う人も増えていくことで、全体で見ると展望は明るいと言っていいのではないでしょうか?
でも、日本国内では旅行者向け以外は難しいかもしれない、国内の日本語学校のことはちょっと分かりませんね。
公認日本語教師の話もコロナでピタッと止まってしまいましたね。
わたしはそれは関係ないので全然気にしてないんです。
もうプロになったらプロなので、国内でその資格がどうだろうと、海外でフリーランスとして働くわたしには関係ないと思っています。
留学生の入国が一気に始まったのに、現場の先生の採用が追いつかなくて、今、現役の先生がすごく忙しいという情報をTwitterで読みました。
求人が埋まるぐらい応募があればいいんですけどもね。
コロナの影響で、学校で働きたいのにオンラインで教えざるをえなくなった先生が増えて、自分では生徒さんが全然集められない、そのため稼げなくなっている先生が大勢いると考えています。
そういう方たちが本来働きたい学校の場に戻れると、オンラインで教える日本語教師の供給過多が解消し、オンライン教師は適切な授業料で教えられるようになるので、バランスが良くなるんですよね。
わたしがYouTubeを始めたのはコロナが始まった直後で、まだオンラインで日本語を教えている人が少なかったんです。
おかげでひとり目立つところにいたと思うんです。
でも、それからオンラインで教える先生がものすごく増えて、「オンラインレッスンはいいよ」って自分が勧めていたのに、供給過多が起きている状況なので、早く適正な需要と供給のバランスに戻って欲しいと感じていますね。
学校で働きたい先生は学校で働けるように。
ただ、そうやって就職できた先生が、やはり待遇が悪い・自分の時間が持てないなどの理由で辞めてしまわない土壌を誰かが作らないといけないと思います。
それは自分にはどうすることもできないので、学校にこだわらず日本語を教えたい、もっと自分の時間が欲しい、稼ぎたい、準備を楽にしたいという方は、ぜひわたしのYouTube動画を見てくださいね!と発信をしていきたいです。
学校で働く方の待遇は変えられないけれど、学校じゃなくてもいいから日本語を教えたい先生たちに新しい働き方を見せることはできるかなと思いながら活動していますね。