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日本語教育トピックス

byマガジン編集部 マガジン編集部

日本語教師のスタイル

みなさんこんにちは!日本語教師は、どのようなスタイルで働くのでしょうか?今回は日本語教師の勤務形態に迫っていきたいと思います。

ボランティアが多い

すべての仕事には、正社員や非正規社員、アルバイトなど多様な雇用形態があります。日本語教師も例に漏れず、雇用形態にはいくつかパターンがあります。

 

日本語教師の勤務形態の内訳は、常勤が14.3%、非常勤が32.4%、ボランティアが53.5%となっており、国内の日本語教師の半数以上がボランティアです。

 

地方自治体や民間団体が主催の日本語教室で、日本で生活する外国籍の方向けに教えている日本語教師が多いということです。

 

参考:文化庁 令和元年度「日本語教育の概要」 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/nihongokyoiku_jittai/r01/pdf/92394101_01.pdf

「公認日本語教師」という国家資格へと生まれ変わります

2020年に文化庁より公示があったように、現在は民間資格である日本語教師の仕事ですが、今後「公認日本語教師」という名前の国家資格になっていく方針が決定されています。

 

ただ、すでに日本語教師として勤務している方や日本語教師の資格取得に向けて受講などを開始している方には、経過措置や優遇措置があるようです。

 

日本に在留する外国人は、令和元年6月末現在、約283万人に上り、年間15万人を超えるペースで増加しています。また、国内の日本語学習者数も過去最高の約26万人となっています。

 

これに対して日本語教育人材の数は約4万人ですが、その約6割はボランティアで、職業としての日本語教師は全体の4割の約1万9千人にとどまっています。

 

日本語教師の確保が課題となっています。また、在留する外国人の国籍や職業等も多様化しており、生活、ビジネス、学校といった様々な日本語学習ニーズへの対応が求められています。多様な学習ニーズに応えられる日本語教師の確保と質の高い日本語教育の提供のために、「公認日本語教師」の案が出てきました。

 

とはいえ、いつ国家資格になるのかなどの詳細は未定ですので、今後の動向をしっかりとチェックする必要があります。

 

参考:文化審議会国語分科会「日本語教師の資格の在り方について(報告)」 http://www.nkg.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/07/3-_shikakunoarikata.pdf

学位が必要になる

現在の日本語教師の資格は高卒でも取得可能ですが、公認日本語教師となると、4年制大学卒業以上の学位が必要になります。そのため、これから日本語教師をめざしたいという高校生の方などは、必ず大学へ進学しておくようにしましょう。

試験と教育実習

公認日本語教師になるにあたって、試験への合格を教育実習の修了も必要となります。試験については、「日本語教師の養成修了段階で身に付けておくべき基礎的な資質・能力を育成するために必ず実施すべき内容に基づいた知識の有無を測定する試験」という記述があります。

 

教育実習は、「日本語教師に必要な技能・態度に含まれる実践力を身に付ける」ことが目的とのことです。

2021年3月時点のアップデート(追記)

2021年3月23日に文化庁から、新たな案が発表されました。以前の案では、大卒の資格が必要でしたが、今回の案では学歴は不問となっています。中卒・高卒・専門学校卒でも公認日本語教師になれるということです。

 

新しい案では、公認日本語教師になるためには3通りのルートがあることになっています。

 

①大学で日本語教育専攻→筆記試験(公認日本語教師の制度オリジナルのもの)に合格→公認日本語教師登録

 

②420時間の日本語教師養成講座修了→筆記試験に合格→公認日本語教師登録

 

③筆記試験に合格→所定の教育実習修了→公認日本語教師登録 ①と②のように、大学や養成講座を修了している場合は、筆記試験の一部と所定の教育実習が免除されるようです。

 

ただし、こちらもまだ確定した内容ではないので、今後もこまめに続報をチェックする必要がありそうです。

 

参考:文化庁「公認日本語教師の資格のイメージ(案)」 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/nihongo_kyoin/pdf/92895901_01.pdf

非常勤教師が多いことも特徴

現在、日本国内には約3万人の日本語教師がいますが、そのうち6割がボランティアで、残り3割程度は非常勤教師です。

 

非常勤ですから、その採用状況は様々で、いくつもの日本語学校を掛け持ちしている方もいれば、他のアルバイトをしつつ日本語教師をしている方もいます。主婦の方がパートやアルバイトとして、日本語教師をしているケースも多いです。

正規雇用は全体の1割程度

とても残念な話ではありますが、日本語教師としてどこかの会社や語学学校に正規雇用されている方は、全体の1割程度にとどまっています。ただ、10人に1人は正規雇用ということで、これを少ないと思うのか多いと思うのかは、個人の感覚次第であると思います。

 

非常勤教師をしつつ経験を積み、常勤の日本語教師になる方も数多くいらっしゃいますし、専任教師の座を目指して修士課程や博士課程に進まれる方も多いです。

 

経験年数や学歴をきちんと満たせば正規雇用になることができますので、日本語教師としてのキャリアアップは十分に可能です。

 

簡単な道ではないことは事実ですが、「どうしても日本語教師になりたい」という思いさえあれば、努力を苦労とせずに楽しみながら勉強することができるので、きっと楽しい道となるのではないでしょうか!

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マガジン編集部

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この記事を監修した人

「言葉を教え、文化を広げ、異文化に橋を架けよう」というサービス理念のもと、国内・海外に日本語教育を展開している会社です。日本語を学び、日本語を使い、日本語でつながり、夢を実現するまでの教育を行っています。

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